あっという間に1月も終わりますね。先日、関東地方でも東京湾を震源地とする地震がありました。いつ起こるかわからない自然災害。在宅での医療管理が必要な方々は、災害時を想定し、事前に確認、準備をしておく必要があります。今回は、在宅酸素療養中の方、人工呼吸器使用中の方の、災害時の対応についてご紹介したいと思います。
①在宅酸素療養中の方 <事前に準備しておくこと>
- 酸素ボンベの使用方法と交換方法(できればボンベの使用可能時間を把握)
- 使用している酸素の流量を記録
- 業者の連絡先、緊急避難先を業者に知らせておく
- 携帯電話、緊急用手回し、充電器を常備しておく
- 第二連絡先を登録しておく
※停電になった場合、緊急用(携帯用)酸素ボンベに切り替えましょう。万が一、ボンベを持ち出せなかった場合は、すぐに業者へ連絡するようにしましょう。
②人工呼吸器使用中の方 <事前に準備しておくこと>
- アンビュウバックの確認
- 充電済み外部バッテリーの充電(持続時間は約1時間)
- 内臓バッテリーの交換時期(半年に一回、点検時交換)
- 自家発電機がある場合、呼吸器業者へ使用方法について相談、定期的なメンテナンスも実施
- 内部バッテリー使用時⇒内部電源に切り替わったことを確認の上、電源の確保できる場所へ速やかに搬送する
- 外部バッテリー、自家発電機使用時⇒アンビューバックで呼吸確保し、電源の接続を行う。その後電源の確保できる場所へ速やかに搬送する
- 電源が確保できない、機械が壊れた場合⇒アンビューバックに切り替えて呼吸を確保しながら直ちに病院へ搬送する
※いずれの場合も、できれば病院へ搬送することが望ましいです。
次回は、その他の医療管理が必要な方への備えについて、ご紹介します(^^)/