救急医療週間

9月に入りましたね。9月も日中は、まだまだ暑い日が続くそうです。引き続き暑さ対策をして過ごしていきたいですね。

さて、9月9日は“救急の日”です。そしてこの日を含む一週間(今年であれば9/8~14)は、“救急医療週間”と呼ばれています。救急業務や救急医療に対する正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的に、1982年に定められたそうです。

傷病者の命を救い、社会復帰へ導くために必要となる一連の行動を『救命の連鎖』と言います。救命の連鎖は、⑴心停止の予防 ⑵心停止の早期認識と通報 ⑶一時救命処置(心肺蘇生やAED) ⑷二次救命処置と集中治療 の4つの輪が途切れることなく迅速に繋がることで、救命効果が高まります。

訪問看護を利用している方にも、慌てて救急車を呼ぼうとしたところ、ご家族がこちら連絡をくださったことで訪問看護が問題解決できた事例もあります。日々の訪問の中で症状変化に気付き、早めの外来受診を促しています。

救急相談電話♯7119の利用

ご家族など、身近な方が急な病気やケガを見舞われた場合、病院を受診するべきなのか、救急車を呼ぶべきなのかなど、判断を迷うこともあると思います。そんな時は♯7119にまずは電話し、病状をご相談していただくことで、相談医療チームに判断を仰ぐことができます。

♯7119とは、判断に迷った時に利用できる、救急安心事業の電話番号です。24時間365日相談することができます

救急車の適正利用

戸田市内には、救急車が6台あります。本来救急車の必要がない傷病者に救急車が出動することにより、本当に救急車を必要とする傷病者に対する救命処置が遅れてしまうことがあります。

『救える命』を守るためにも、救急車を適正に利用するよう心掛けていきたいですね。

<参考文献>

・総務省消防庁“救急車利用リーフレット”(https://www.fdma.go.jp/publication/portal/post9.html

・日本赤十字社“救命の連鎖”(https://www.jrc.or.jp/study/news/pdf/kyukyu20120801-4.pdf)

・埼玉県熊谷市“埼玉県救急相談電話♯7119をご利用ください”(https://www.city.kumagaya.lg.jp/kurashi/bosai/shinryo/syoni.html#:~:text=%E5%9F%BC%E7%8E%89%E7%9C%8C%E6%95%91%E6%80%A5%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E7%9B%B8%E8%AB%87%EF%BC%88%EF%BC%837119%EF%BC%89

・彩の国埼玉県 “埼玉県救急電話相談(お医者さんに行くべきか迷ったら、♯7119)”(https://www.pref.saitama.lg.jp/a0703/20151214.html

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