避難訓練を実施しました。

先日、BCPBusiness Continuity Plan)対策としてステーションで勤務中、地震が起こったことを想定し、スタッフで避難訓練を行いました。

地震が起こった場合、スタッフの半数は、まずドアを開けて外に避難すると考えておりました。しかし、実際には地震発生後の2分間は、自身の身の安全を確保すること、2~5分後の間に出口を確保し、火の始末を行うことと言われています。

地震による死傷例の大半は、家屋の倒壊や、ガラスの破片や落下物によるものが原因です。安全な場所へ避難しようと長距離を移動することにより起こるケガが最も多く、避難の際の移動距離を最小限に留めることがとても重要と考えられています。

自身の身の安全を確保することは知っていても、いざその場面に遭遇した場合、パニックになって思うように動けないことが多いです。

そうならないためにも、日頃より地震が起こった場合を想定し、身の安全を確保するにはどうすれば良いのか訓練することが大切です。そういった訓練の中に、“シェイクアウト訓練”と呼ばれるものがあります。

そのシェイクアウト訓練の中で、地震の際の安全確保行動として【まず低く、頭を守り、動かない】と言われています。地震発生後の最初の2分間は特に、この行動をとることが重要とされています。

実際にステーションで訓練をしてみて、机の下にヘルメットを被って身を隠すことが出来るスタッフもいました。このスタッフは自宅でもヘルメットを購入し、防災備品を貯蓄しているなど、防災対策もきちんと行っていました。

その後のスタッフの話し合いの中でも、『こういった訓練により、地震に遭遇した場合どう動くことが良いかを再確認できた』『自宅でも防災対策、避難経路を確認しようと思った』など様々な感想や気付きが寄せられました。また、ご利用者とも地震など災害があった場合、どう行動するかを訪問の際に一緒に考えたいといった声もあがっており、とても有意義な時間を過ごすことができました。

今後も、ステーションで避難訓練を定期的に行い、危機管理に取り組んでいきます。

<参考文献>

・わたぼうラボ“大規模災害の発生後。震災後の時間経過ごとの行動”(https://wataboulabo.com/column/783/

・日本シェイクアウト提唱会議“シェイクアウト訓練とは?”(https://www.shakeout.jp/about/

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