やっと秋らしい、涼しい気候になってきました。秋の訪れを感じますね。
さて、少し前からニュースなどで取り上げられている話題になりますが、マイコプラズマ肺炎が流行しています。あまり聞きなじみのない“マイコプラズマ肺炎”とは何か?そのごy総会と対策をお話したいと思います。
マイコプラズマ肺炎とは?
『肺炎マイコプラズマ』という細菌に感染することによって起こる、呼吸器感染症のことです。秋冬に感染者が増える傾向にあります。11歳以下の感染者が多いと言われていますが、成人の報告も多くみられます。
症状としては、発熱や全身の倦怠感、頭痛などの症状が見られ、遅れて咳症状が出現します。熱が下がった後も3~4週間ほど咳症状が続くのが特徴で、多くの人は気管支炎など軽い症状で済みますが、稀に肺炎になったり、心筋炎や胸膜炎などの合併症を併発するなど、重症化する方もいらっしゃいます。
感染経路は?
感染者からの飛沫や、接触することなどにより感染すると言われています。感染してから発症するまでの期間は比較的長く、2~3週間ほどと言われています。
マイコプラズマ肺炎にかからないようにするには?
普通の風邪同様、手洗い・うがいをすることが大切です。また、感染してしまった場合は、マスクを着用し、家族間でもタオルの共用は避けるようにしましょう。
今年は手足口病やマイコプラズマ肺炎など、様々な感染症が長く流行している傾向があります。これからは、インフルエンザや胃腸炎なども流行してくる季節にもなります。感染症にかからないよう、手洗い・うがいはもちろんのこと、栄養満点のご飯を食べ、規則正しい生活を心掛けるようにしたいですね。
<参考文献>
・国立感染症研究所“マイコプラズマ肺炎とは?”(https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/503-mycoplasma-pneumoniae.html)
・厚生労働省“マイコプラズマ肺炎”(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/mycoplasma.html)
・厚生労働省“咳エチケット”(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187997.html)